新しい学びの形がここに! AIを活用するプログラミング教室をめざそう
今やプログラミング教育は、子どもたちにとって必須のスキルとして認識されています。
しかし、プログラミングを学ぶことは、ただプログラムを書くことだけではありません。
今回は、テック89の新しいアプローチとしてAIを授業に活用する方法についてご説明します。
具体的には、AIモデルであるChatGPTや画像生成AIを授業に取り入れ、子供たちによりエキサイティングな学びを提供します。
AIの力を借りることで、より個別に合わせた教育を提供することができます。
これからも、テック89は子供たちにとって面白く、そして価値のあるプログラミング教育を提供していくことを目指します。
1.自然言語処理の学習
ChatGPTを使用することで、子どもたちは自然言語処理の基礎を学ぶことができます。
例えば、ChatGPTを使用して、子どもたちが自然言語を入力すると、ChatGPTがその言葉を理解し、適切な応答を返します。
このように自然な対話形式でコンピュータとコミュニケーションをとる方法も学びます。
具体的には、
「算数とサッカーを組み合わせた面白いプログラムのアイデアを教えて」とAIにプログラムのアイデア出しを手伝ってもらいます。
ちなみにこの質問に対するAIの回答は以下のようなものでした。
算数とサッカーを組み合わせた面白いプログラムのアイデアとして、以下のようなものが考えられます。
「PK対決」
このプログラムでは、算数力を使ってPK戦で点数を競います。プログラムを実行すると、サッカーのフィールドが表示され、キーボードで方向キーを操作してキャラクターを動かします。キャラクターがボールに触れると、算数の問題が表示され、正解するとゴールが決まります。不正解の場合は、キャラクターがボールを蹴ることができずに失敗します。点数は正解の問題数に応じて加算され、相手チームよりも多く得点を獲得することを目指します。「スコア予想」
このプログラムでは、サッカーの試合の結果を予想し、算数力を使ってスコアを予測します。プログラムを実行すると、試合開始前にチームの情報が表示されます。ユーザーは、算数の問題に答えながら、予測したスコアを入力します。試合結果が発表された後に、予測と実際のスコアを比較して、正解の場合は得点が加算されます。繰り返しプレイすることで、算数力を磨くことができます。「スピード計算トレーニング」
このプログラムでは、サッカーボールがキャラクターに向かって飛んでくるのを避けながら、算数問題に答えることでスコアを競います。プログラムを実行すると、サッカーボールがキャラクターに向かって飛んできます。キャラクターは方向キーで移動し、ボールを避けることができます。ボールに触れた場合は、ペナルティとしてスコアが減点されます。同時に、算数の問題が表示され、正解することでスコアが加算されます。時間制限内にスコアを競います。これらのプログラムを通じて、算数力を鍛えながらサッカーを楽しむことができます。
この例では非常に的確で分かりやすい回答ですが、中には的外れの回答の場合もあります。
AIに適切な回答をもらうための対話は、質問の意図を明確にし、適切な文章を書く練習になります。
2.クリエイティブなアイデアの促進
ChatGPTは、人工知能による自然な会話を提供するため、子どもたちはChatGPTとのやり取りを通じてクリエイティブなアイデアを思いつくことができます。
ChatGPTが提供するインスピレーションを参考にすることで、子どもたちは自分自身のアイデアを育てることができます。
さらに、ChatGPTは子どもたちの好奇心を刺激し、学びを深めるための貴重なツールとなるでしょう。
3.プログラミングスキルの向上
ChatGPTは、プログラミング言語を理解しているため、子どもたちがプログラミングに関する質問を投げることができます。
ChatGPTが提供する回答を参考にすることで、子どもたちはプログラミングスキルを向上させることができます。
具体的には、
「偶数か奇数を判定するプログラムを教えて」などとAIに質問します。
以下は、Pythonで偶数か奇数かを判定するプログラムです。
python
Copy code
number = int(input(“整数を入力してください:”))if number % 2 == 0:
print(number, “は偶数です。”)
else:
print(number, “は奇数です。”)
とAIが教えてくれます。
この回答を見て、子どもたちはScratchなどに置き換えてプログラミングをします。
ChatGPTは、本格的なプログラム言語で回答するので、子どもたちは本格的なプログラム言語も学習することができます。
4.AIによる画像の生成
Scratchなどのプログラムで使用する画像をインターネットで探す場合、著作権違反に注意しないといけません。
著作権を侵害しない画像を探すためには、インターネット上に公開されている画像の著作権情報を確認する必要があります。
しかし、膨大な数の画像を手作業で調べるのは大変な作業です。
ここで、画像生成AIを活用することで、著作権を侵害しない画像を識別したり、完全な新しい画像を生成したりします。
具体的には、
Minecraftカップでのアイデア出しなどでも使用できそうです。
「クリーンエネルギーを使った近未来都市」でAIに以下の画像を生成してもらいました。
5.副次的な効果
語彙力を向上させる
ChatGPTは、子どもたちに適切な言葉を使用するよう促します。
ChatGPTとのやり取りを通じて、子どもたちは語彙力を向上させることができます。
文章の作成スキルを向上させる
子どもたちは、ChatGPTを使用して物語や文章を作成することができます。
ChatGPTが提供する文章を参考にすることで、子どもたちは文章作成スキルを向上させることができます。
最後に
プログラミング教室でのAIの活用は、子供たちがプログラミングに興味を持ち、楽しんで学べるようにするために有用な手段です。
AIを活用することで、子供たちは自然言語でのインタラクションを通じてプログラミングの基礎を学ぶことができます。
また、AIが生成する回答を利用することで、子供たちはプログラムの改善やデバッグのスキルを向上させることができます。
さらに、AIを用いた教育は、子供たちの創造性や思考力を刺激し、自己表現力や自己評価能力を高めることにもつながります。
そのため、AIは子ども向けプログラミング教室での学習に非常に有益なツールであるといえます。
この新しい学びの形で、子どもたちの可能性を広げ、未来を担うリーダーたちを育てるよう
テック89では、どんどんAIを活用した指導を提供していきたいと考えております。